DALIは、Digital Addressable Lighting Interfaceの略で、1990年代のヨーロッパでオフィス用照明制御用として策定された照明制御方式の名称です。IEC62386に準拠したオープンプロトコルとして、異なるメーカーの製品を接続しアドレス制御ができるというメリットがありますが、古い規格のためDALI対応品同士の適合保証は行なわれておらず、機器間のマッチング・適合の問題を抱えていました。
DALI規格を管理するDiiA(Digital Illumination Interface Alliance、https://www.dali-alliance.org)では、この適合保証を実現すべく次世代規格として「DALI-2」を新たに策定し、2017年から運用が開始されました。
ルートロンは、2000年代初頭からDALI調光器・調光システムを販売しており、新しい「DALI-2」規格対応品を世界で初めて発売(2017年)したメーカーの1社です。
2000年代初頭、ルートロンはいち早くヨーロッパ向けにDALI調光器を開発・発売しました。それ以来、DALI調光では20年近い経験と歴史を持っております。
DALI規格を管理するDiiAには、現在360のメーカーが参加しています(2023年2月現在)。
■ルートロンは、DiiAのレギュラー(上級)メンバー35社のうち1社です。
https://www.dali-alliance.org/membership/member-companies.html
■同時に、ボードメンバー(役員メンバー)7社のうち1社です。
https://www.dali-alliance.org/about-us/board.html
ルートロンは、DALI規格の策定・改定・運用に大きな発言力を持っております。
ルートロンDALI-2調光器「エナジーセイバーノードDALI」は、DALI-2にも対応しています(旧規格DALI-1にももちろん対応)。弊社調光器でDALI-2対応のドライバ・照明器具を制御する場合、DiiAによって適合保証されます。
※ DALI-2対応の正規品には必ずDALI-2ロゴが付いています。DALI-2対応を謳っていても、製品にDALI-2ロゴが付いていないものはDiiAによる認証がなされておりません。詳しくはDiiAウェブページのDALI-2適合品リスト“Product Database”をご確認ください。
ルートロンDALI-2調光器「エナジーセイバーノードDALI」は、万が一のドライバ交換時には、ドライバ交換を行うだけで旧DALI-2ドライバに入っていた情報を自動的に交換後のDALI-2ドライバに転送。再プログラミングの必要がありません。
ルートロンDALI-2調光器「エナジーセイバーノードDALI」は、下限値0.1%の設定が可能です
ルートロンDALI-2調光器「エナジーセイバーノードDALI」は、DALI Type6に対応しているため、色温度調整にも対応します。Type8については、今後対応の予定があります。
ルートロンDALI-2調光器「エナジーセイバーノードDALI」は、スタンドアローンでも使用できますが、グラフィックアイQSと組み合わせて使用することができます。DALIだけでなく、位相制御、PWM制御、DMX等が混在する空間で、グラフィックアイQS1台で制御できるのはルートロンの大きなメリットです。シーン変更やタイマー変更で、都度パソコンで設定をしたり、費用をかけてエンジニアを呼ぶ必要はありません。お客様が簡単に設定を変更できます。
ルートロンDALI-2調光器「エナジーセイバーノードDALI」は、Quantumシステムと組み合わせて使用することもできます。専用のブラウザベースのソフトウェア「Quantum Vue」を使用し、お客様や施設管理者が簡単にシーン変更やタイマー変更を行なったり、システムやドライバの異常を発見したりすることができます。